精神事業の研修にて、昨年は2名のあっぷるピアサポーターがリカバリーストーリーを発表しました。
リカバリーストーリーとは、自身の精神疾患の発病時から回復までの大変だった病気のエピソードや辛かった当時の想いと共に、どのような過程で回復していったのかをお話しています。入院患者さんや現在病気で大変な思いをしている方は、『自分は本当に良くなるのだろうか…?』、『退院するのが不安』と様々な想いで不安に感じている方も多くいらっしゃいます。そういった方々が、ピアサポーターのリカバリーストーリーを聞くことで、『同じ病気を抱えていてもここまで回復できるんだ!』『私だけじゃないんだ!』と知るきっかけになれればと思っています。また、同じ経験をしたピアサポーターが交流を持つことで回復の見本となり、対等な立場からサポートを行っていくことができます。
病気を抱えた当事者にしかわからない、精神疾患になったからこその辛さや体験にも触れつつ、病院の看護師さんや主治医・周囲のサポートはどんなものがあったのかを話していただきました。そして何よりご本人の強さによって、今こうしてリカバリーストーリーを大勢の方に発表できるようになるまで回復したことが、発表を通じて私たち職員も感じられとても嬉しく思っています。
また、砂川市と留萌市のピアサポーターさんもあっぷるピアの発表を見に来てくださり、研修前に久々の交流ができ、ピアサポーターたちも喜んでいました。少しの時間の中での交流だったので、次回は改めてお話しできる機会を設けたいとピアも話しています!
今後は、福祉サービスにつながっていない当事者の方々にも、ピアサポーターのリカバリーストーリーを聞いていただける場を作っていきたいと考えています!